町の公式見解(4)【令和3年1月25日公表】
水口崇町議会議員が発行された「活動報告No45」の一部におきまして、町民の皆さまに誤解を招くような記述がありましたので、町としての公式見解をご報告いたします。
串本町長 田嶋 勝正
水口議員の「活動報告No45」の防災対策に関する記事の内容
頻発する災害対策!!
防災対策(自前のお金が必要である)
一番必要な備蓄品はお金である(財政調整基金)お金が無ければ町民は救えない。串本町は財政調整基金が6億円(古座川34億円、周参見22億円)災害時に町民を救う対応できないかも。
災害対策の為の防災基金(他の目的に使えない目的基金)を創設し災害対策をすべきである。
串本町の見解
防災対策で何よりも大切なのは人命であり、その命を守るための取り組みと意識です。串本町では、町民の命を守るために様々な防災対策を講じてきました。各地区における避難路整備、各種補助制度の充実、防災講座の開催等、また、どの近隣市町村よりもいち早く上野山防災倉庫を建設し、備蓄計画のもと、大量の飲料水や食料、大規模災害時に備えて必要な物資を備蓄しております。
水口議員は、「串本町は財政調整基金が6億円(古座川34億円、周参見22億円)災害時に町民を救う対応できないかも。」と記載していますが、この金額はいつの?何を根拠に?したものか調査しましたが、まったくわかりません。まず、直近の令和2年12月議会で企画課長が「財政調整基金の残高は8億8,033万2千円となります。」と説明したばかりなのに6億円に減っています。また、古座川町、周参見(間違い)→すさみ町の財政調整基金も現状とはかけ離れた間違った金額が記載されています。
令和元年度の基金積立状況は、下記のとおりです。
【令和元年度基金の積立金現在高の状況】
|
財政調整基金 |
減債基金 |
その他特定目的基金 |
合計 |
串本町 |
8億6,507万8千円 |
6億1,127万7千円 |
18億8,812万9千円 |
33億6,448万4千円 |
古座川町 |
11億8,118万2千円 |
2億4,683万2千円 |
15億4,254万7千円 |
29億7,056万1千円 |
すさみ町 |
12億7,666万8千円 |
4,310万3千円 |
13億5,719万3千円 |
26億7,696万4千円 |
※この積立金現在高は、和歌山県のホームページで公開されている市町村決算概要(報道資料)資料編の数値を記載しております。