お薬手帳・ポリファーマシーについて

そもそもお薬手帳とは何なの?

お薬手帳とは、ご自身が使っている薬の名前や説明、飲み方などを記録するための手帳です。医療機関や調剤薬局での処方のほか、服用時に感じた体調変化、ドラッグストアなどで購入した市販薬などをご自身で記入することで、より安全に服薬管理が可能となります。

医療機関にかかる際にも役立ちます

医療機関で受診する際にもお薬手帳を見せることで、担当医師が服用しているお薬の状況を確認できるほか、病院で直接薬が処方される院内処方時においても、薬局での処方と同様に重複投与や飲み合わせ等のリスクを減らすことができますので、必ず提示するようにしましょう。

お薬手帳は1冊にまとめましょう

重複や飲み合わせ等のリスクを減らせることは先ほどもご説明しましたが、これはあくまでもお薬手帳を1冊にまとめている場合です。医療機関毎に使い分けたりせずに1冊にまとめることが大事なポイントです。

『ポリファーマシー』ってご存知ですか?

お薬手帳を1つにまとめるメリットとして、重複投与を防げることがありますが、みなさんは『ポリファーマシー』という言葉をご存知でしょうか?
ポリファーマシーとは、『臨床的に必要以上のお薬が投与されている、あるいは不必要なお薬が処方されている状態』とあり、多剤併用による薬剤有害事象の発現頻度の増加や、残薬の増加が問題としてあげられます。
ポリファーマシーが起きている背景には急速な高齢化が要因としてあげられ、高齢者の方は複数の疾患を抱えていることが多く、さまざまな診療科を受診することにより服用する種類や数も増えていきます。
対策としては、お薬手帳を1冊にまとめることや、かかりつけの薬局を持つことでリスクが軽減できると考えられますが、まずはかかりつけ医療機関や薬局にてご相談いただければと思います。

このページに関するお問合せ先
串本町役場 住民課 国民健康保険係 TEL: 0735-62-0561 FAX: 0735-62-1804
和歌山県東牟婁郡串本町サンゴ台690番地5