「串本町人権を尊重するまちづくり条例」について

串本町では、国、県や串本町人権委員会と連携し、様々な人権問題への取組や、啓発・支援を行ってきましたが、今なお、部落差別や女性、子ども、外国人、障害がある方、性的少数者、感染病患者等に対する差別、いじめ、虐待、職場におけるハラスメントなど様々な人権侵害の課題が残っており、これらの問題の解決を図っていかなければなりません。このような人権問題の背景には、人々の中の同一性・均一性を重視しがちな性向や非合理的な因習的意識等が挙げられているほか、国際化、情報化、高齢化、少子化等の社会情勢の急激な変化なども影響しているとされており、また、このような背景の下、インターネットを悪用した人権侵害が急増し、重大な問題となっています。

偏見に基づく差別的な言動や誹謗中傷は、差別に苦しむすべての人の尊厳を傷つけ、人格を否定するものでしかなく、けっして許されないものです。自分の人権のみならず他人の人権についても正しく理解し、人権尊重の精神の涵養に努めるとともに人権が尊重される社会の実現に寄与するよう努めることは私たちの責務です。

このような状況を踏まえ、「串本町人権を尊重するまちづくり条例」を令和4年1月1日に施行し、行政のすべての分野で人権を尊重する施策を実施することはもとより、相談体制や啓発活動、推進体制の充実を図り、町民一人ひとりが、自主的、主体的に人権問題に向き合い、差別や誹謗中傷のない、人権を尊重するまちづくりの実現を目指す取組を推進します。
 

• 串本町人権を尊重するまちづくり条例(96KB)
• 最寄りの人権相談窓口

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