ツキノワグマについて

クマ類の分布と特徴について

日本には、ヒグマとツキノワグマの2種類が生息しており、ヒグマは北海道、ツキノワグマは本州・四国に分布しています。

クマは食肉類に分類されますが、植物を中心とした雑食性で、春は草木の新芽や若葉、夏は草本類や昆虫類、果実類、秋は越冬に備えて果実類や堅果類を大量に食べます。クマにはなわばりはなく、日の出と日の入りの時間帯に採食行動が活発になり、誘引物に執着すると夜間の行動が大胆になります。母親と子を除いては、基本的には単独で行動します。

クマとの遭遇を防ぐには

〔クマの目撃がされている地域では~〕

・クマ鈴やラジオなど音の出る物を携帯するなど、自分の存在を知らせる。

・クマの行動が活発になる早朝や夕方の時間帯は、単独での入山や作業を控え、周囲に気を付ける。

・クマを誘引する生ごみや野菜などの収穫残渣を屋外に放置せず、適切に処理する。

・収穫物収納庫は施錠管理を徹底する。

・草刈り機などに使われるガソリンなどの揮発性物質も誘引物となるため、保管場所に注意する。

クマに遭遇してしまったら

・クマとの距離が離れている場合は、静かにその場から立ち去る。

・クマが近くにいることに気付いた場合は、大声を出したり走ったりするとクマを驚かして突発的な行動をする可能性がありますので、クマに背を向けずにゆっくりとその場から離れる。

・子グマの近くには母グマがいる可能性があるので、近づかない。

・クマが襲ってきた場合は、防御姿勢(両腕で顔や頭をガード)をとる。

クマを目撃した場合は

産業課農林水産グループまでご連絡ください。

クマとの距離が遠い場合や暗所の場合、また動いたり隠れたりしている場合など、イノシシやカモシカ等の野生動物と見間違える場合がありますので、目撃状況等の聴き取りにご協力をお願いします。

和歌山県のツキノワグマ分布や目撃情報について(外部リンク)

https://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/032600/yasei/kuma.htmlこのリンクは別ウィンドウで開きます